こんにちは、久喜市の不動産屋鈴木です。
最近、お客さんと話していて驚いたこと。
「ガソリンの暫定税率、ようやく廃止だって」
「え、暫定って、あの“当分の間”のやつ?」
「そう、当分の間が半世紀」
不動産に置き換えると、仮契約のまま50年住んでる感じ。
そりゃもう、暫定じゃなくて本契約だろって突っ込みたくなります。
なぜ50年もかかったのか?
理由はシンプル。
政治家・官僚・業界・自治体、みんなこの税金がおいしい構造に慣れすぎたんです。
道路族は公共事業に使える、自治体は地方財源にできる、財務省は安定税収ゲット。
この構造、不動産でいえば家賃を払い続けてくれる入居者を、わざわざ退去させないのと同じ。
じゃあ80兆円はなぜ一瞬で?
最近のニュースでは、アメリカ向け支出や防衛費増額で80兆円規模がポンと決定。
ガソリン減税の1.2兆円には「財源は?」「国債はダメ!」って騒ぐのに、
80兆円は「国際情勢が!」の一言でGOサイン。
理由?
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一時的な支出だから国債や特別会計で処理しやすい
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同盟&防衛は“優先度MAX”
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国内減税は恒久的に税収減るから財務省が全力で渋る
要するに、住宅ローンの固定金利を下げるのは嫌がるけど、リフォーム費用のローンはすぐ通すみたいなもんです。
財源がない?じゃあ特別会計どうにかしてよ。
特別会計って、霞が関の裏ポケットみたいなもん。
外為特会なんか、為替差益が出る年は数兆円単位の剰余金。
これをもう少し一般会計に回せば、ガソリンも軽油もスパッと下げられるはず。
「財源がない」って言われたら、不動産屋的にはこう言いたい。
「じゃあ、屋根裏のへそくり見せてくださいよ」
ガソリンだけ下げるとどうなる?
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車ユーザーは月1,000〜1,500円節約
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観光地や郊外モールに人が流れる
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遠距離恋愛がちょっと進展する(会う回数増える)
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釣りやゴルフなどレジャーが盛んに
でも食品・建材・日用品はほぼ据え置き。
軽油も下げたら?
軽油が下がると物流コストが下がって、食品価格は平均0.3〜0.6%低下。
月4万円の食費で120〜240円節約。
数字としては地味。でも、住宅ローンの金利0.1%下げも長期で見れば効くのと同じ。
不動産屋的まとめ
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ガソリン減税に50年かかったのは、「税収がみんなのごちそう」だったから
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80兆円が一瞬で出るのは、政治的優先度と会計のトリック
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財源がないなら特別会計から持ってきて
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軽油まで下げてくれたら、不動産屋も「郊外の物件見に来てください!」と全力で言える
そしてチラシにはこう書く予定です。
「今ならガソリン代も安い!遠方の物件も内見歓迎!」
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