不動産投資額が過去最高の6.5兆円へ。この狂騒の中で、「郊外のボロ屋」と「デジタル証券」に注目する理由
皆さん、こんにちは。埼玉県の久喜市で30年ほど不動産会社を営んでいる鈴木です。 先日、不動産業界に大きなニュースが飛び込んできました。「2025年の国内不動産投 資額が、過去最大の6.5兆円に達した」というものです。 金利のある世界に戻りつつある日本で、なぜこれほど不動産が買われているのか? 今日はこのニュースの裏側にある「マネーの正体」と、私たち個人投資家がどう立ち 回るべきか、そして最近話題の「不動産セキュリティトークン(ST)」について、現 場の視点から少し深掘りしてみたいと思います。
1. 「6.5兆円」の正体は誰か?
通常、金利が上がれば不動産価格は下がると言われます。しかし、現実は逆の動きを 見せています。この背景には、大きく2つの理由があります。 一つは、海外勢から見た「円安バーゲン」。 そしてもう一つ見逃せないのが、「個人の インフレ防衛」です。 「現金をそのまま持っていても価値が目減りするだけだ」 そんな危機感を持った個人投 資家の方々が、新築マンションや収益物件へと資金を移しています。プロだけでなく、個 人の熱気がこの数字を押し上げているのです。 2. あえて「ボロ屋」を狙う、私の逆張り戦略
世の中の資金が都心の優良物件やタワーマンションに集中すると、何が起きるか? 都心 と郊外、優良物件と老朽化物件の「価格の歪み」が極限まで広がります。 皆がこぞって綺麗な物件を高値で奪い合っている今こそ、注目しているのは「郊外のボ ロ屋(築古戸建て)」や、一見すると価値がなさそうな「ロードサイドの土地」です。 なぜか? これらには大手資本も、手軽な投資を好む個人も入ってこないからです。 ライ バル不在の「ブルーオーシャン」で安く仕込み、将来の技術革新(自動運転やEV化)で土 地の価値が変わるのを待つ。あるいは、知恵を絞って再生させ、高利回りを生み出す。 市 場が加熱している時こそ、人の行かない道にチャンスが転がっています。
3. 不動産投資の新しい波「セキュリティトークン(ST)」とは?
さて、今回の投資ブームの中で、もう一つ無視できないキーワードがあります。 それが 「不動産セキュリティトークン(ST)」です。 簡単に言えば、「ブロックチェーン技術を使って、不動産をデジタルな小口証券にしたもの」 です。 これまでの「不動産小口化商品」は手続きが面倒でしたが、STはスマホ一つで、株 のような感覚で購入できます。これが今、爆発的に普及し始めています。
【注意!】その投資話、本物ですか?ここで一つ、警鐘を鳴らしておきます。 「ブロックチェーン」「不動産トークン」という 言葉を悪用した詐欺が急増しています。
これらは全て疑ってください。 本物のセキュリティトークンは、SBI証券や野村證券といっ た「金融庁の登録を受けた大手証券会社」を通じてしか買えません。怪しいアプリやセミ ナーで勧誘されるものは、十中八九偽物です。
4. 究極の選択:「J-REIT」vs「セキュリティトークン」
では、まともな投資対象として、従来からある「J-REIT(上場不動産投信)」と、新しい 「ST」はどう使い分ければいいのでしょうか? よく「どっちが良いの?」と聞かれますが、私はこう答えています。
最後に
市場には6.5兆円もの資金が流れ込み、新しい技術(ST)も次々と登場しています。 しかし、 私たち投資家がやるべきことは変わりません。 流行りに流されて高値掴みをするのではなく、
この2つを徹底することです。 私も引き続き、久喜の片隅で市場の歪みを見つけながら、面白 い投資を実践していこうと思います。 |








