こんにちは。鈴木です。
今日はいつもの不動産や経済の話ではなく、最近とても感銘を受けたがん治療の未来について書こうと思います。
きっかけは「マック」という言葉を耳にしたことでした。
(最初は「ハンバーガーの話?」と笑われましたが、そうではありません…笑)
マック? MacTrigger? それって何?
九州大学で開発された新しいがん治療法で、正式名称はMacTrigger(マックトリガー)。
マクロファージという、体の中でゴミ掃除をする免疫細胞を利用します。
がんはこのマクロファージを味方につけて、自分を守ろうとしますが、
MacTriggerはその性質を逆手に取り、
がんの中に入ったマクロファージが突然、がんを破壊するスイッチになる、まるでトロイの木馬のような仕組みです。
がんはなくなるのか?
私も「これでもうがんはなくなるんじゃないか」と期待しました。
実際、マウス実験では腫瘍が1/3に小さくなり、生存率は大きく改善したそうです。
でも専門家の意見を聞くと、
✅ がんは100種類以上あり、それぞれ違う顔をしている
✅ がんは進化して治療に抵抗する力がある
✅ 技術が進んでも、全てのがんを完全に消し去るのは難しい
とのこと。
それでも、この技術はがんを「怖い病気から、付き合える病気にする」可能性がある、と。
自家型と他家型の違いも面白い
MacTriggerは、患者自身の細胞(自家型)か、ドナーからの細胞(他家型)で作るのかも議論されています。
不動産経営でいうと、自家型は「オーダーメイドの家」、他家型は「建売住宅」に似ています。
オーダーメイドは時間もお金もかかるけれど、ピッタリフィットする。
建売は早くて安いけど、合わない人もいる。
がん治療も同じで、どちらにもメリット・デメリットがあります。
将来的には、コストや安全性から他家型が主流になるかもしれません。
がん治療の未来予測
2030年頃には、免疫療法が標準治療になり、
2040年頃には、多くのがんが「治るか、長く付き合える病気」になる未来が見えてきています。
特に、
✅ 膵臓がん
✅ 卵巣がん
✅ 大腸がん
✅ 難治性の乳がん
といった「治りにくいがん」で役に立つ可能性が高いそうです。
がん死亡率の予測を見ても、
日本では2040年に半分くらいになる、とするシミュレーションもあります。
不動産とがん治療に共通するもの
私は不動産屋ですが、
不動産もがん治療も、「人の人生に深く関わるもの」だと思っています。
いい家を選ぶように、いい治療も選べる時代が来る。
そして、それを支える技術や人を信じることが大事なんだと感じました。
もしお客様の中で健康のことで悩まれている方がいたら、
ぜひこうした明るい未来の話をしてみてください。
私も、健康に気をつけながら、これからもいい家といい情報を提供していきたいと思います。
鈴木亮一
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